VRChatのアバターに表情やジェスチャーを設定すると、会話やイベントでのやり取りがグッと楽しくなります!
「笑顔で挨拶」「驚いて目を見開く」「ダンス中に手を振る」など、リアクションが豊かになると、自分の個性をもっと表現できます。
今回は、そんな表情やジェスチャーの設定方法を、初心者の方でもわかりやすく解説します。
VRChatでは、表情やジェスチャーを**「エクスプレッション(Expression)」**と呼びます。
これを設定するために必要なツールはUnityとVRChat SDK3です。これらを使えば、アバターの表情や動きを自分好みにカスタマイズできます。
表情やジェスチャーは、次の2つに大別されます:
・フェイシャルエクスプレッション:笑顔・驚き・ウィンクなど顔の表情
・ジェスチャーアニメーション:手を振る・サムズアップ・ダンスなど体の動き
Unity(ユニティ):アバターの設定を行うソフト
VRChat SDK3(アバター向け):VRChat用の公式開発キット
Blender or VRoid Studio:必要に応じてアバターの調整
VRChatでは、表情トリガーをゲームコントローラーやキーボードに割り当てられます。VRモードならハンドトラッキングで自然なジェスチャーも可能!
① アバターをUnityに読み込む
・Unityを起動し、プロジェクトにVRChat SDK3を導入。
・自作アバター(FBXファイル)をインポート。
・Hierarchyウィンドウにアバターが表示されているか確認。
② 表情アニメーションを作成
・Animationタブを開き、アバターを選択。
・Create New Clipで「Smile」「Surprised」など表情ごとのクリップを作成。
・BlendShapeを使って表情を設定。
例:face.blendShape.Joy = 100で笑顔に!
③ エクスプレッションメニューに登録
・VRChat Avatar Descriptorを選択。
・Expressionsセクションで「Menu」や「Parameter」を追加。
・表情用アニメーションを登録。
表情の「強さ」や「速度」も調整できるので、自然な動きを目指しましょう。
VRChatでジェスチャーを設定すると、次のような動作が可能になります:
・手を振る(Wave):挨拶に最適
・親指を立てる(Thumbs Up):いいね!を伝える
・ハンドサイン(Call Me):フレンドリーな雰囲気に
① Gesture Layerの作成
・UnityのAnimatorタブで新しいレイヤー「Gesture」を作成。
・コントローラーを「Hands Gesture」に設定。
② アニメーションを作成・登録
・Animationタブで新規クリップを作成。
・ボーンを動かしてジェスチャーを作成。
・Gesture Layerにアニメーションを登録。
③ コントローラーに割り当てる
・PCの場合はキーボードの数字キーやマウスボタン
・VRの場合は、Oculus Touchコントローラーのトリガーやグリップ
ヒント!
VRモードでは「ハンドトラッキング」を使えば、自分の手の動きをリアルタイムで反映可能!
VRChatでは、Expression Menu(エクスプレッションメニュー)を使って表情やジェスチャーを操作します。
例えば:
・笑顔 → Joyパラメータを100に
・怒り顔 → Angryパラメータを100に
デバイス | 操作方法 |
---|---|
PC | 数字キーやFキー |
VR | ハンドジェスチャー |
表情が切り替わらない場合は、Animator Controllerの設定を確認!
1.自然な動きを意識する(表情が突然変わらないように)
2.頻繁にテストして、VRでの見え方を確認
3.感情に合わせて表情を選ぶ(会話中に笑顔、驚きなど)
4.ハンドジェスチャーを活用して交流をもっと楽しく
表情豊かなアバターで、VRChatをもっと楽しみましょう!