〜メタバースでお金を稼ぐって本当にできるの?〜
VRChatを遊んでいると、こんな疑問を持ったことはありませんか?
・ 「アバター作って売れるの?」
・「自分が作ったワールドにお金って入るの?」
・ 「配信で活動してる人たちって、どうやって収益を得てるの?」
結論から言うと、VRChat内で収益化は可能です。
ただし、それは“正しい方法”と“注意点”をきちんと守ることが前提”です。
ここでは、VRChatでの収益化について、できること・できないこと・注意点を、分かりやすく解説していきます。
まず知っておきたいのは、VRChat自体は「直接の収益化手段」を提供していないということです。
たとえば、「このワールドに入るのに100円必要です」といった有料コンテンツ販売機能は今のところ存在しません。
では、どうやって収益化しているのかというと――
多くの場合はVRChatの外側で、コンテンツやスキルを提供して稼いでいるのです。
アバターの制作・販売(Boothなどで)
3Dモデラーの多くが行っているのが、自作アバターの販売。
VRChat用に最適化されたアバターを、BoothやBOOTHマーケットなどで販売して収益を得ています。
・利用規約に沿っていればOK
・購入者に対し「VRChat利用可」「改変OK/NG」などの条件を提示して販売
注意点:販売物には自作のものだけを使うこと。既存の作品を改変して販売するのは著作権違反になる恐れがあります。
ワールド制作依頼・カスタム案件
高クオリティなワールドを作れるスキルがあれば、それを企業や個人からの依頼として受けることができます。
・結婚式場、展示会、イベントブースなどのVRワールド制作案件が増加中
・仕事として報酬を得る形なので、VRChat上ではなく、外部でのやり取りが基本
注意点:VRChatの利用規約上、有料で「ワールドの入場料を取る」などはNGです。お金のやりとりはあくまで制作依頼ベースにとどめましょう。
VRChat活動を配信・コンテンツ化(YouTube, Twitchなど)
自分のVRChatでの活動を動画やライブ配信にして収益化する方法も人気です。
・YouTubeの広告収益、Twitchのサブスク、投げ銭などが主な収入源
・VTuberやVRパフォーマーとして活動する人も多数
注意点:他のプレイヤーを勝手に映したり、会話を録音するのはNGです。事前に許可を取りましょう。
アセット販売・スクリプト提供
Unityで使える小物オブジェクト、エフェクト、カメラツールなどのアセットを販売する人もいます。
・自作ツールやギミックをBoothで公開 → 購入されると収益になる
・OSC制御のコントローラーや、エモートボードなども人気
注意点:ツールがVRChatの規約に違反していないか必ずチェックしましょう(非公式Modは禁止です!)。
VRChatでは、以下のような収益化は明確に規約違反です。
❌ ゲーム内で課金システムを作る
「ワールドに入るためにはお金が必要」「このギミックを使うには別料金」などはNG。
❌ 非公式Modやチートを販売・利用する
便利そうに見えても、規約違反=アカウントBANのリスクがあります。
❌ 他人の著作物を無断で販売・使用
たとえば、既存アニメのキャラモデルを改造して販売するのはアウト。
二次創作も、原作側の利用ガイドラインをよく確認すること。
信頼と責任が必要
・アバターやワールドを有料で提供するなら、品質やサポート対応も求められることを忘れずに。
・誠実な販売・配布を心がけることが、長く活動を続けるカギになります。
著作権・利用規約を理解する
・自分で作ったもの以外は、許可なく使わない・売らない。
・VRChatの公式利用規約は一度は読んでおくべき!
VRChat内には直接お金が動く仕組みはありませんが、
“あなたのスキルやアイデアを活かして、外でお金に変える”という方法なら、合法かつ現実的に可能です。
・アバターやワールドを作って販売
・活動を配信してファンを作る
・小物やツールを公開して共有
・他者とのコラボや受託制作も選択肢のひとつ
大事なのは、「楽しく、誠実に、ルールを守って」活動すること。
それが、バーチャル空間での持続的な価値と信頼につながります。
あなたのクリエイティブが、メタバースの中で“仕事”になる時代。
正しい一歩から、始めてみませんか?