〜非公式Modは規約違反になる可能性があります〜
「Mod(モッド)」とは、「ゲームやアプリに機能を追加したり、動作を変えたりする“改造データ」のこと。
VRChatも他のゲームと同じように、ユーザーが「もっと便利に」「もっと楽しく」使えるようにするModが存在します。
でもちょっと待ってください。
VRChatでは、Modの使用に気をつけなければならないルールがあるのです。
まず、VRChatにおける「Mod」の具体例をイメージしてみましょう。
たとえばーー
・アバターを自由に動かすためのツール
・カメラ操作を快適にする拡張機能
・UI(画面表示)をカスタムするMod
・他人のアバター情報を見えるようにするMod(危険!)
このように、便利に見えるModもあれば、他人のプライバシーを侵害する危険なModも存在します。
VRChatでは、非公式のModの使用は利用規約で明確に禁止されています。
理由はとてもシンプルです。
非公式のModは、たとえ便利なものであっても、次のような問題を引き起こす可能性があります。
・サーバーに過度な負担をかけて他のプレイヤーの体験を妨害
・クラッシュやフリーズの原因になる
・個人情報や行動履歴を不正に取得する
・ゲーム内での不正行為(チート)に繋がる
VRChat運営はこうしたリスクを非常に重く見ており、非公式Modを使っていることが発覚した場合はアカウントBAN(利用停止)になる可能性もあります。
「誰にも迷惑かけてないからいいでしょ」
「録画の時だけ便利にしたいだけなんだよね」
そんな考えでModを使ってしまうと、大切なアカウントを失うことになりかねません。
特に注意したいのは:
・非公式Modを使ったままワールドに参加
・録画・配信で他人の姿を勝手に変更・記録
・他人のアバターや行動を無断で解析
たとえあなたの意図が善意だったとしても、「非公式の手段」である時点でアウトです。
基本的には、VRChat公式が認めているツールや機能のみが安全です。
たとえば:
・公式のOSC(Open Sound Control)ツール
・公認SDKを使ったアバター・ワールド制作ツール
・VRChat公式が案内している外部連携ツール(例:Twitch対応)
VRChatは今後もアップデートや新機能を取り入れていく予定なので、「こういう機能が欲しい」と思ったらまずは公式の発表を待ちましょう。
・非公式Modは使わない。たとえ便利でもリスクの方が大きい。
・「みんな使ってるから大丈夫」は通用しない。BANされたら元も子もない。
・拡張したい機能があるなら、まずは公式のフォーラムやDiscordで相談してみる。
・アップロードされたアバターやワールドに“埋め込まれたMod”にも注意!
(自分が知らずに利用者になるケースもあります)
・Modは本来、創造性を広げるツールですが、VRChatでは非公式Modは原則禁止されています。
・一見便利なツールでも、裏側でセキュリティリスクや不正アクセスが行われていることもあります。
・あなたの快適さのために他人の安心が犠牲になっていないか?
それを一度立ち止まって考えてみましょう。
バーチャルの世界でも、思いやりとルールを忘れずに。
Modを使う前に、「それって本当に安全?」と自分に問いかけてみてくださいね。