~OBSとLIVを活用して、臨場感あふれるバーチャル体験を届けよう~
VRChatは、ただのソーシャルVRではありません。無限のワールド、アバター、演出が可能な舞台であり、そこから生まれる体験は、まさに「リアルタイムのエンタメ」です。
それをTwitchやYouTubeで配信すれば、視聴者と感動を共有できます。
この記事では、「どうやってVRChatを配信するのか」を、配信初心者でもわかるようにステップごとに解説します。特に、OBS(配信ソフト)とLIV(バーチャルカメラ演出ツール)の活用がポイントです。
まずは、必要な環境を確認しましょう。
必要なもの | 説明 |
---|---|
高性能なPC | VRと配信を同時に行うため、グラボ・CPUは重要(RTX3060以上推奨) |
VR機器 | Meta Quest, Valve Index, HTC Viveなど |
VRChatアカウント | 配信に使うワールドやアバターの準備が必要 |
OBS Studio | 無料で高機能な配信ソフト。画面キャプチャや音声管理が可能 |
LIV | VR視点以外の映像を作れる。三人称視点・ミラー演出が得意 |
OBS(Open Broadcaster Software)は、配信の心臓部です。
・OBS Studio公式からインストール
・初回起動時に「自動設定ウィザード」で配信向けに最適化
・TwitchやYouTubeのアカウントと連携
・ゲームキャプチャでVRChatのウィンドウを取り込む
・音声入力(マイク)と音声出力(VRChatのBGMや効果音)を別々に設定
・必要に応じて背景画像やチャット表示のウィジェットも追加可能
VRChatの配信は、ただ自分の視点を映すだけでは少し単調になりがちです。
そんなときに便利なのが LIV というソフトです。
LIVはVRゲーム向けのミックスドリアリティ撮影ツールです。特にVRChatでは、以下のような活用ができます:
・三人称視点のアングルで自分のアバターを映す
・鏡越しのような映像演出ができる
・手持ちカメラ風の配信も可能
・Steam経由でLIVをインストール
・VRChatと同時にLIVを起動
・カメラを設定し、表示方法を「透明背景(OBSに合成)」にする
・OBSにLIV Outputを取り込む(映像ソースとして)
リアルな動作や踊りを見せるなら、LIVで外からの視点を使いましょう。
視聴者に「一緒に旅をしている」感覚を伝えるなら、自分の視界を映すのがベスト。
・トーク中は静的な背景+カメラ固定
・アクションや探索時は動的なカメラへ
OBSのシーン切り替えをうまく使うと、プロっぽい演出になります。
・VRChatとOBSは「管理者権限」で起動すると安定します
・音ズレ対策に、マイクと出力デバイスの遅延補正をOBSで設定
・回線速度も重要(上り速度20Mbps以上推奨)
VRChatの世界は日々進化しており、それをTwitchやYouTubeで共有することで、あなたの体験が誰かの感動に変わる瞬間が生まれます。
OBSとLIVというツールを使いこなせば、ただのプレイ配信ではなく、“演出された舞台”としてのVR配信ができます。初めての人でも、少しずつステップを踏めばきっと大丈夫。
自分だけの「バーチャルショー」を、世界に向けて届けてみてください。