〜VRCX・OSC・VRChat Trackerをやさしく紹介〜
VRChatの世界に慣れてくると、「もっと便利に使いたい」「細かく管理したい」と思うことがありますよね。
そんな時に役立つのが、公式または非公式ではありますが、チ―ドやMODなどのようなゲームの改変などは行わない外部ツールたちです
ただし、外部ツールには使っても良いものと規約違反になるものがあるので注意が必要です。
ここでは、VRChatユーザーがよく使う3つの主要な外部ツール――
VRCX
OSC
VRChat Tracker
について、わかりやすく解説します。
VRCXは、VRChatのフレンド情報やログイン状況を確認できるPC用のツールです。
とても人気があり、多くのユーザーがフレンド管理に使っています。
・フレンドのログイン/ログアウト通知
・誰がどのワールドにいるかの確認(公開設定されている場合)
・自分のログイン履歴や滞在時間の記録
・メモ機能(フレンドにひとこと添えて覚えておける)
・フレンドの「お気に入り」管理
注意点:
・非公式ツールであるため、使用は自己責任です。
・VRChatのAPIを使用しているため、VRChatのアップデート次第で動作しなくなることもあります。
・安全性が高いと言われていますが、信頼できる公式リリース元(例:GitHub)から入手しましょう。
OSCは、VRChatが公式にサポートしている機能で、アバターに外部デバイスやアプリの入力を連携できる仕組みです。
・表情をリアルタイムにコントロール(表情ボタンをスマホで操作するなど)
・心拍数や感情データと連動してアバターに反映(バーチャル演出の幅が広がる!)
・MIDI機器やスマホ、タブレットをコントローラー代わりに使う
・配信ツールと連携して、手の動きや口パクを調整
安全性:
・VRChat公式が正式に導入している機能なので、安心して使えます。
・専用のOSC対応アバターが必要ですが、クリエイターによって多数公開されています。
使い方の例:
「スマホでアバターの表情を変えたい!」
→ OSC対応アバターを使って、専用アプリから表情ボタンを押すだけ!
VRChat Trackerは、主に配信者や活動記録を残したい人向けの、行動ログやデータを記録する外部ツールです。
使用用途によって複数のツールが存在しており、以下のような情報を記録できます。
・自分のログイン時間、滞在ワールド、フレンドとの会話履歴の記録
・どれだけの時間をVRChatで過ごしたかの統計
・活動ログとして日記のように保存している人も
注意点:
・ツールによっては非公式APIを使っているものもあるため、選定は慎重に。
・公開情報にアクセスするだけなら比較的安全ですが、個人情報の取得を行うツールはNG。
安全なツールを見極めるコツ
・公式でサポートされているか?(例:OSC)
・開発元が明確か?(GitHubやBoothなどで活動しているか)
・他のユーザーのレビューがあるか?
・最新バージョンが更新されているか?
こんなツールは使ってはいけません!
・他人の情報(アバターやワールド名など)を無断で覗き見るMod
・他人の発言や行動を自動記録・監視するツール
・サーバーに負荷をかけるような挙動をする改造
外部ツールは、VRChatをもっと便利に、もっと楽しくしてくれる強い味方です。
ただし、その一歩先の便利さが、他人の安心やルールを壊してしまう可能性もあります。
・VRCX:フレンド管理に便利。でも非公式なので注意して使おう。
・OSC:公式対応。安心して使える、表現の幅を広げる機能。
・VRChat Tracker:記録用途に便利だが、情報の取り扱いは慎重に。
「自分が使っても、他の人が嫌な思いをしないか?」
この視点を忘れなければ、ツールはきっとあなたのバーチャル体験をより豊かにしてくれるはずです。