VRChatの魅力は「会話」や「空間の共有」だけではありません。
自分の体の動きを、アバターにそのまま反映させられる「フルボディトラッキング(FBT)」は、まさに“なりたい自分”を自由に演じられる技術です。
ダンス、アクション、ポージング──表現の幅がぐんと広がり、まるで本当にその場に“自分が存在している”かのような感覚になります。
FBTには、VR機器だけでなく追加のトラッカーが必要です。代表的なものは以下の3つです。
・HTC製のトラッキングデバイス。業界でもっとも使われている定番アイテム。
・精度が非常に高く、プロ仕様のモーションキャプチャ並みの動きが再現可能。
・体の各所(腰、両足、必要なら膝や胸)にViveトラッカーを装着
・SteamVRベースステーションを使用して、空間全体をトラッキング
・PCに接続したVRヘッドセットと連携して、VRChat上でアバターが全身で動く
メリット | デメリット |
---|---|
軽くて装着しやすい | 入手難易度がやや高め(販売が限定的な時期も) |
電池持ちが良い | 調整にはやや慣れが必要 |
・ダンスパフォーマンス(VRライブやダンスイベントで大活躍)
・フォト撮影で自然なポージング
・お辞儀や手を振るなど、日本らしい丁寧な表現
・足を組む、寝転ぶ、走るなど、リアルな動作の再現
・FBTは、「ただアバターを動かす」から、「自分自身として存在する」へと体験を変えてくれます。
たしかに、FBTの導入には「機材の準備」「設定の手間」がかかります。
でも一度導入すれば、あなたの体全体が“言葉”になるような新しい表現が可能になります。
手だけじゃ足りない。もっと自分らしく動きたい。
そう思った瞬間が、FBTを始めるタイミングかもしれません。
トラッカー | 特徴 | 向いている人 |
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Viveトラッカー | 高精度・安定・プロ仕様 | 本格的なパフォーマンスをしたい人 |
SlimeVR | 安価・ワイヤレス | 気軽にFBTを始めたい人 |
Tundra Tracker | 小型・高互換性 | Vive環境を持っていて軽さも重視する人 |