VRゴーグル(デバイス)について

VRゴーグル(デバイス)について

メタバースを語る時、必ずVRゴーグル(デバイス)と合わせて考えられることが多いですが、本当に必要な物なのでしょうか?VRゴーグルがないとメタバースに行けないのでしょうか?きっと多くの人達が勘違いや誤解をしています。VRゴーグル(デバイス)についてご紹介するページです。

h2
VRゴーグル(デバイス)について

h3
メタバースの利用でVRゴーグルは必要?

メタバースを利用するためには、VRゴーグル(デバイス)が必須と考えている方も多いと思いますが、必ずしも必要なものではありません。
現状ではまだメタバースを十分に体験できる環境にはなっておらず、スマートフォンやPCのみで利用できるプラットフォームも多くあります。
もちろん、VRメガネを使用することでさらに楽しめるプラットフォームもあります。

 

ただ今後、更に技術が進歩し、メタバースがより高度で素晴らしいものになれば、VRゴーグルのようなデバイスが最も理想的なアクセスデバイスになることは間違いないでしょう。
VR(Virtual Reality)技術は、メタバースの世界があたかも現実であるかのような錯覚を起こさせるほど、高い能力を備えているからです。

 

h3
VRが作る没入感は、メタバースの世界に「確かに自分がいる」という感覚を高める。

 

VRの三要素に「社会的相互作用」という第4の要素が加わることで、もう一つの世界がつくられることになります。

VR特有の没入感によって、この3D仮想現実の空間に「自分は確かにいるんだ」という実感・臨場感を味わうことができ、様々に都合の良い世界として、そこに現実世界を感じられる仕組みになっています。VRを取り入れることでその世界へ深く入り込めることになります。

 

VRゴーグルがない状態でもメタバースを利用することはできますが、臨場感やバーチャルリアリティを感じるためには必要と言えます。

VRゴーグルは価格的にもかなり安価にはなってきていますが、実用性の高いものについては、まだ一般的ではないものが多いです。

安価なタイプもあり、できることはかなり限定的(スマホ用で動画視聴向けなど)になりますが、5000円以内で購入できる機種も多数あります。

 

実用的なVRゴーグルとしては、下記の2つのタイプになるかと思います。

h3
「スタンドアローン」タイプ

スタンドアローン
このスタンドアローン型のVRゴーグルは、PCやスマホなどに接続しなくても単独で使用できます。
専用コントローラーがあれば、VRゲームやゲーム型メタバースで遊ぶこともできます。

WiFiに繋ぐことで簡単に使えますが、性能としては高くありません。

 

VRゴーグル内の機能のみとなり解像度や処理能力が低いので、高解像度のメタバースやゲームなどでは利用できないことがあります。

そのため、PC用VRゴーグルしか対応していないゲームやアプリもあります。
また、基本的に充電式のため、利用中に充電量をチェックする必要もあるので、すこし面倒と感じる人もいると思います。


h3
「PC用VRゴーグル」タイプ

PC用VRゴーグル
PC用のVRゴーグルは非常に高性能なタイプが多く、解像度もかなり高いため、鮮明で臨場感のある感覚を楽しむことができます。

 

対応ゲームも多く、メタバースの世界を体験するには非常に良い機器が豊富にありますが、高性能な分、解像度が高くデータ量が多い環境をが求められるため、PCも高性能である必要があります。

 

価格的にもかなり高額であり、VRゴーグル自体も4万円~20万円くらいしますし、対応PCも考えると、使用できる人も限られてきます。

 

今後、メタバースを一般の家庭にまで浸透させるための大手企業のメタバース戦略(VRゴーグルの大量生産により安価での販売)に期待です。

h3
VRゴーグルのリスク

VRゴーグルなどの機器を装着している時に気を付けなければいけないこともあります。


・「スタンドアローン」タイプの場合、立っている状態で周囲が見えないため、何かの拍子でバランスを崩してしまったり、転倒してしまったりする可能性があります。
・VR酔い 「ベクション」:視覚によって、自分は静止しているにもかかわらず、移動しているかのように感じる錯覚を起こす可能性があります。
・VRゴーグルを装着し、メタバースやゲームの世界に没頭している時は、他者の接近に気付くことができない可能性があります。
・子供(12歳~13歳以下)は、斜視になる危険性があります。

 

VRゴーグルを利用することで、よりクオリティの高い体験が可能になりますが、リスクを理解し安全に使用できるように考えていく必要があります。
リスクを知ることで、改良につながります。
今後の改良により、こういったリスクを限りなく少なくしていくことで、より多くの人達が安心してVRを利用できるようになっていくのです。